東日本大震災の被災者の皆様には、心からお見舞い申し上げます。
3月11日にTVでものすごい状況を目の当たりにし、繰り返し繰り返し映される大津波のあまりに悲惨な実況映像に胸が苦しく言葉も出ませんでした。
阪神淡路大震災の被災体験者として、(当方の被害は有り難いことに少なかったのですが)住まい周辺の倒壊した有様と液状化現象を目にしながら、復興までの間の長い不便な生活には耐えて乗り切りましたが、今回の被害のあまりの酷さと広域に及ぶことは、あれの何倍でしょう、想像できません。
その後に続く余震もきつく、安易な慰めの言葉も言えず、ただただ心が沈んで、毎日TVや新聞を通して新しい情報を得ながら、状況の変化を見守ってまいりました。
身内に大きな被害もなく、カフェ・エムズにリンゴを送って下さる岩手県一関市の佐藤農園さんがご無事だったことは、連絡がついてホッと胸をなでおろしました。
ご家族を失われた方、いまだに行方不明のお身内を待つ方、避難所で暮らされている方もこれから県外に移動非難する方も、これから建設される仮設住宅に入居予定の方もいらして、それぞれの現在の苦境に違いはあるでしょうが、大切な命が守られたことは本当に何より幸いなことと存じます。
とはいえ家財が町や村ごと流されて消えてしまったり、避難は出来たものの勤務先が機能しないで働くことも出来ない方など多く、また原発危機で避難されて営業再会できなかったり放射能汚染の風評でダメージを受けられている農業漁業関係の方に至っては、暮らしの不自由さなんて問題の次元ではなく、復旧の目途が立たず生きていくための計画も立てられない不安と苛立ちを抱えておられるのではないでしょうか。
慰めの言葉を持ち合わせませんが、どなたも希望を捨てずにどうぞ頑張ってくださいね。
政府や行政機関や日本国民の助け合いの力で、一日も早い復興に向かう勇気が与えられますようにと祈ります。
4月に入り、やっと暖かさも増してきて各地で桜が開花しました。
TVでも被災地の悲惨な状況報道より人の交流を通しての心温まるニュースが多く見られるようになり、西日本の安全な地から見守るだけの沈んでいた心も、元気づけられました。
こちらでも出来ることを探りながら、感謝しつつ一日一日を大切に頑張って生きたいと思っています。
また、外国の方々からも義援金が寄せられていると聞いてとても嬉しい気持ちになりました。
しかし、日本の各地方で『自粛』の号令が掛けられているようです。
国民が全て、市町村の恒例行事の祭りやフェスティバルまで取り止めることに賛成なのでしょうかね?
皆がお通夜のような顔を続けて、明るい笑顔をしてはいけないとか、被災しなかった自分達が楽しむことを悪いことのようにとらえる必要があるのでしょうか?
購買を控えることも、程度を超えては日本経済の不景気をますます加速させているみたいですしね。
一方で、チャリティ・バザーやチャリティ・コンサートが開催されだして、義援金の足しにもなり自分が少しでも役に立てるということで主催者側も参加者も嬉しくなり活気が出るのは喜ばしいことのように感じます。
「東北地方太平洋沖大地震」が名前を何度か変えながら「東日本大震災」になりましたが、被災地域の人達が一生懸命頑張っておられるんですから、「西日本意気消沈」ではなく「西日本から贈るエール」をたくさん発信する人達が増えるといいなぁと思います。
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