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~カフェ・エムズの最新のニュースをお届けします。~

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 お正月の出来事なのに、こんなに(後編)のお届けが遅くなってしまいました。
(前編)を書き始めたときは、いっときの騒動のご披露というつもりでしたので、
その後いろんなことが起こり、すぐには続きを書けなくなるとは思ってもいませんでした。
それについては、いずれお知らせできる日も訪れるでしょう。
ともかく、アイドル犬ハナ嬢の災難の最終顛末をお読み下さい。

 やっと空が白んできた頃、無事我が家に帰り着きました。
ここ清音は雪の降った形跡もなく地面は乾いています。外の方が排尿しやすいと考え、人間も震えるほど寒いのを我慢してハナを地面に下ろして歩かせてみました。
すごく寒がりのハナは普段ならこんな冷え込んだ外気では一歩も歩こうとはしないのですが、慣れた散歩コースをどんどん進むではありませんか。ああ元気が出たのかな、歩きたかったのねと少し安心しながら、彼女の行きたい方向に自由に歩かせました。
ところが後でわかったのですが、散歩したかったのではなかったようです。
 東に向かって進むと小学校の体育館、南に曲がって郵便局前に。その道をまだまだ真っ直ぐ進もうとします。これでは家から遠くなり体が冷え過ぎますから、ちょっとリードを操作して西へ向かわせます。Cafe Ms’の真南まで来て北上し、家に着くまでに一度だけオシッコできました。
「ハナちゃんオシッコできて良かったね。たくさん歩いたからお家に入ろう。」と声掛けしましたが、聞こえないかのようです。いつもならやっとお終いだと喜んで抱っこされるポーズになるのです。
しかしこんなに寒いのに、ハナはまた東へ向かってもう一周するべく歩き続けようとするのです。
変だなと思いましたが、風邪を引いてもたまりませんから抱き上げて家に入りました。
正月二日ですから動物病院も休診でしょう。それでも診て頂かなくてはなりませんから8時半まで待ってから遠慮しながら電話しました。ナント前日から猫ちゃんの急患があって、先生は徹夜だったそうです。獣医師さんも大変なんですねぇ。

 動物病院では検尿できませんでしたが血液検査と超音波エコーと問診結果から判断され、膀胱炎の薬を投与していただきました。食欲の出る薬ももらって帰りました。
食べれるようにはなったけど

こうして今までの膀胱炎の繰り返しのように見えた症状も、いつものように徐々に回復していき、一週間で餌職も部屋トイレでの排尿も元通りになりました。やれやれ体調だけは旅行前に戻ったようです。

甘えなくなったハナ
 
けれども今までと大きな違いが二つ現れました。

一つ目は、表情が豊かだったハナが無表情になりました。
いつもなら人に近寄ってきて甘えたり、夕食時などダイニングテーブルに誰かが着席すると一緒にお相伴しようと、椅子に上がらせてとせがむのですが、全く近寄ってきません。そして自分の一番お気に入りのベッドに入って人には背を向けていたり、ホームコタツに潜り込んだりする時間が多くなりました。
とにかく一日が生き生きしてなくてつまらなそうな顔ですし、独りで居たい様子です。
幸い店が暫く正月休みですので、ハナのご機嫌を取ろうと色々試みましたがすぐには戻りません。


二つ目は、散歩です。
今までは怖がりのハナは犬とすれ違うのが嫌で散歩は気乗りしない子だったのです。トボトボとゆっくり歩きます。自分より小さな子犬さえ尻尾を下げて顔を合わせないようにしてすれ違います。ですから家の中でリードを持ってきて「ハナちゃんお散歩に行こう!」と声をかけるとそそくさと逃げ出す始末でした。それでも久し振りに出掛けると、運動不足解消なのか喜んで走り出し、疾風のごとくに疾駆することもたまにはありましたよ。
ところが、昼間の暖かく明るい時間に出ても、果てしなく歩くのです。嬉しそうでもなく無表情で急ぎ足に歩き続けます。
できるだけ好きな方向へ行かせると、今まで歩いたことのない道までも行きそうなので、なんとか曲がり角で方向転換して家に戻ってくるのですが、再スタートするのです。以前ならほんの途中でさえ歩きたくなくて、「抱っこしてぇ。」「もうオシッコすんだから帰ろうよ。」というサインを出していたのですが、帰宅拒否というか、この家に帰りたくないよという心のように見えます。
ホテルで、懇願したのに飼い主に置き去りにされて、裏切られたと思って信頼関係が崩れ去ったのでしょうか。
昔はお留守番も平気だったのに、あの時ばかりは何故あんなに一緒に連れて行って欲しかったのか、人間には理解できないハナの心理です。


そんな彼女の人間不信というか悲しみに沈んでいたというか、よそよそしい態度も1月の末から徐々に回復して来ました。
生き生きしてるハナ
「ああよかった。」「ご機嫌を直してくれたのねぇハナちゃん。」と、やっと安心することができました。
それ以来人間はちょっぴり罪滅ぼしの意識からか、ハナの好物の麺をたくさん目にあげたり、シフォンケーキのかけらをご褒美にあげる時の量が増えたりで、また1.8キロから2キロを超えて太ってしまわないか心配するほどになりました。
食欲もあり、甘えるようにもなり、元に戻ったかなぁ???
 
車でお出かけ
















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 ハナのママです。随分お待たせしました。やっと続編をお届けすることができます。

本館でのディナーの最中もハナのことが心配でしたが、途中でそっと離れまで見に行きました。

 

 部屋の鍵を開けるとハナがピョンピョンして飛びついてきました。
「アレッ、キャリーバッグに入ってたんじゃなかったの?出ちゃあだめなんだよハナちゃん。」

部屋を見回すと様子が変わっています。和室の長座卓が片付けられ、和布団が三組敷かれてあります。キャリーバッグは窓際の棚の上に載せられています。従業員さんがやって来て作業する間の状況は想像するしかありません。

 

 私達が出て行ってからハナは籠バッグの中で不安ながら独りで留守番していたところに、突然知らない人が入ってきて、恐ろしくてバッグから飛び出したのかも知れません。怖がりですがおとなしい性格で、他人に向かっていくことなど考えられませんが、宿の人はおそらく最初はつかまえようとして追いかけたのではなかったでしょうか。部屋の中を歩き回らせてはいけないと言っていたのですから、当然、敷いた布団の上ををグシャグシャ踏まれてはたまらないと考えたでしょう。

 

 「ハナちゃん、ごめんね。怖かったでしょう?もうダイジョーブ!誰も来ないよ。」

「でもねぇ。連れてってあげられないのよ。もう一度バッグに入ってくれないかな?お留守番してくれない?」

ハナは聞きません。私のひざの上から降りようとしません。

いつもお出かけの時は玄関に行って自分から入ろうとするバッグですが、この時ばかりは必死に抵抗して、抱き上げて入れても何とか出ようとしました。バッグがひっくり返らないようにしてから部屋の鍵を閉めました。

「ワオォォォォン!」・・・・・・・・・

「ウゥゥゥゥッゥワォォォォン・・・・・・・・・・・・」・・・・・・・・・・・・

切ないうめき声に後ろ髪を引かれながら部屋を後にして食堂に戻りました。

 

 

 さて、急いで食事を終えて全員で部屋に戻りましたが、ハナはちょっと変です。

「ハナちゃんごめんね。」と謝りながらひざに抱っこしました。喜んではくれましたが心なしか表情が硬いです。

「トイレに行っとこうね。」と到着した時置いたままの部屋の外のトイレに連れて行きましたが、オシッコは出ません。

寒いからかと思い、部屋の中にトイレを持って入りましたが、やはりしません。

「まだいいか、着いた時出たもんね。」外は雪がしんしんと降り続き冷え込んでいて、道には雪が積もり始めていて散歩は無理のようです。

 しばらくして、宿のお兄さんが小さめのケージを持ってきて、友人から借りたのでこれを使うようにと言い残してケージを置いて去りました。

そこまでされては従わないわけにもいかないなあと思い、腹をくくりました。

 

大晦日の夜が更けてきて、部屋の中央にケージを置いてハナを入れました。

ハナは抵抗はせず、出してくれとせがむこともありませんでした。私達と目を合わさずお尻を向けてウサギのような体形でしゃがんでいました。夜中に何度かトイレをさせようとしましたが駄目でした。

夕食前にはハナも餌を食べ、持参した赤米甘酒のシフォンケーキも喜んでお相伴したのですが、もう食べようとはせず顔をそむけます。

 

 元日の朝になりました。2009年です。

また食堂に行く時間です。今度ばかりは置いていくのはあまりにハナが可愛そうですので、宿のオーナーに交渉してOKをもらいました。車の移動中でも広いから疲れないだろうと用いていた夏用籠バッグでなく、サイズぴったりの冬用の布製のキャリーバッグのほうにハナを入れてチャックを閉め食堂に行きました。これなら他の宿泊客にも気付かれることなく、抜け毛が外に舞って誰かの迷惑になる心配もありません。普段の外出でもそうですが誰一人犬が入ってるなんて気付きません。

 

昼には宿のオーナーが車で観光案内してくれるはずでしたが、ハナが元気がないので誰も外出する気にならず、露天風呂に入ったり雑誌を読んだりして部屋でハナと過ごし、夕食もハナをバッグに隠して同伴しました。

 

 ハナは朝も昼も夜になっても、まだ何も食べようとはしません。食べれなくなったハナ排尿もありません。オシッコが出ないので、寒くて足も濡れるけれども、外を歩かせてみたりしましたがやはり駄目です。

 

 こうなると、今まで何回か経験した膀胱炎がおきてるかなと思いました。こんな時はまず24時間ほど物を食べ ません。時々お腹がキューッと鳴ったりして腹痛が続くこともあります。そして長い時間があいてから血尿が出るのです。そういう時は動物病院に行き検尿してから抗生物質をもらって飲ませると翌日には回復するのが常でした。

 

 元気がなくなったハナ何度もハナをなだめすかしながらトイレまで抱いて連れて行ってあげても、シートの上にしゃがみこむばかりで排尿しないことが続くうち日が替わりました。20時間以上経ちましたから、これは朝ごはんを食べてチェックアウトしていたのでは危ないと、真夜中ですが皆で相談の上出立することにしました。

 

 スノータイヤもチェーンも装着してない車に乗り込み、雪が降り続ける中をゆっくりゆっくり慎重に運転して我が家に向かいました。南に下って走ると雪は止み道路も積雪がありません。途中のコンビニに車を停め、駐車場の濡れたアスファルトの上でハナを歩かせてみました。

バンザ~イ!!!  24時間ぶりにオシッコが出ました。外はまだ真っ暗なのですが灯の薄明かりでも血尿に見えました。でも排尿できたのでもう大丈夫です。それからは一目散に車をすっとばして帰宅しました。

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 皆様明けましておめでとうございます。
本年もどうぞカフェ・エムズならびにワタクシ、10歳になりましたチワワのハナをよろしくお願いいたします。

先ほど「おめでとう・・・」なんて申しましたが、ホントはちっともめでたくないんですぅ。
まあ、聞いてくださいよっ。年の暮れからエライ目に遭っちゃったんですから!!!

 私ののママは、去年の秋ごろに「今年の年越しは温泉で」とふと思いついたのです。
それから毎日ママはインターネットや本で『ペットと泊まれる宿』を探したんですわ。

ところが少し時期が遅すぎたようで、車で行ける範囲の宿は全て年末年始は満室の状態でした。
あきらめかけた頃に、一度断られた宿から電話がありました。そこは一室もペットOKのホテルではないけれど、「離れの大家族用特別室なら空いてて、出入りも他の宿泊客と出会わないから連れてきてもいいですよ。」
って、言われたんですって。
ママは大喜びで、一も二もなく予約を入れましたよ。

 実は、私は夏にも一緒に家族旅行をしてお泊りしたんですよ。ペットOKのお部屋では駆け回っても叱られないし、今度の旅行もきっと楽しいに違いないと期待して、それからというもの、お店が休みに入るのを待つようになってたんです。

 いよいよ大晦日。朝から、私のためのベッドや毛布、室内用トイレにフードや水やと大荷物を準備してくれて、パパがナビ設定して運転して、私は大好きなお姉ちゃまに抱っこされて超ハッピィな気分で出かけました。

 車の旅はお外の景色が飛んで行くから楽しいなぁ! 
宿に着く直前から空から白いものが・・・・・・
「雪が降り出したね、ここは高地だから夜までには積もるかも知れないよ。」と、パパ。

 宿の駐車場には屋根があったから、そこに停めて荷物を降ろし、案内のお兄さんに導かれて暫く歩いてフロントへ。ウワァー寒うい!!
ペット用キャリーバッグにはいった私とママは、上がらずに玄関ドアの内側で待機だった。だってペット禁止なんだからね、仕方ないかぁ。
オーナーさんは、宿泊手続きしながら、「アレルギーのお子さんなんかが喘息を起こしたりしますんでね、お食事の時もお部屋でケージに入れて置いて下さいね。」なんて言ってるのが聞こえる。
雪がかなり降り出したので、パパとお姉ちゃまは館内から二階の渡り廊下伝いにお部屋へ行くらしい。ママと私は、いったん外に出て、狭い道路を挟んだ向かい側にある離れに直接向かった。
そこにも玄関があって、ママは早速家から持ってきたトイレを置いてくれた。
ああ、我慢してたんだぁ、気持ちいい。。。。。。

 さてお部屋の中は?っと。
広い広い!!ここなら楽しそう。ウン、連れてきてもらってよかった~。洋間には大きなベッド、和室には炬燵。
「ハナちゃん。このお部屋は広いけど、歩き回っちゃいけないって言われたんだよ。おひざの上で抱っこかケージに入れて下さいだって。せっかくOKなのに随分窮屈だねぇ。ごめんね。」とママが抱っこしてくれる。
ケージって?そんなもん昔むかしうちにあったあれ?持ってきてないよね。

 あれ、ママとお姉ちゃまは貸切露天風呂に行くんだって?私は何して遊ぼうかな?早く帰ってきてね。
パパが居るからいいけどぉ。「雪が橋の上に積もりだしたのが見えるよ。暗くなったから窓を閉めようか?」と、パパもちょっと退屈そうに言って立ち上がり、障子を閉めてお炬燵で週刊誌を読み始めた。

そのうちにママとお姉ちゃまは戻ってきて遊んでくれた。
お食事の時間の知らせに、みんなそわそわしだした。
「ハナちゃんを置いていかなくちゃぁねぇ。」「いつでもバッグの中に隠して連れて行ってるのに、今回は内緒にできないものね。」
「ハナ、お留守番しててくれる?」「ゴメンネ。できるだけ速く戻ってくるからね。」

ええっ?何で? 私を置いてくのぉ?ウソでしょ!
連れてってよ!いつもの様に静かにしておとなしくしてるからっ!
「ゴメンネ。」「ハナちゃんごめん。」

私を籠バッグに入れて皆行っちゃったぁ。なんでぇ?どうして?

誰か来た!!『ワンワン!入るなっ、ワン!』



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いくつになっても、この美貌はスゴイ…。


お店のアイドル犬として、かなりお客さんに定着してきたハナちゃん。
「ハナちゃんに会いたい」との特別なご指名をいただくこともよくあります。

「わ~、ちっちゃいね~。可愛いね~。いくつぅ?生まれたばっかりなのぉ~?」
なんてお客さんにチヤホヤされてますが、実は、そのハナ嬢もすでに9歳。
人間の歳に換算すれば65歳!?(ゲゲッ。ショック!?とてもそうは見えないワン!)

お店を始めたばかりの頃は、一人で家にいるのが不安だからか、ハナちゃんはしょっちゅう店に来たがっていました。
ところが、最近は、店という場所がすっかり分かってしまったからなのか、よほど退屈な時以外は、家の中でぐ~たらしていることがほとんど。
まあ、歳も歳ですから、それはそれでいいんですけど。

昔から誰にでも愛される犬でしたが、最近は、愛くるしさの中にも、老獪さが見え隠れするようになったと思うのは、気のせい?
晩飯を終えると、家の中で、誰よりも早く、ふかふかの布団で眠りにつき、
トイレに行く時は、必ずおつきの者を従えて行き、ウンチ処理を手早く要求。
家族が美味しいケーキを食べている時には、そばでシッカリ分け前要求…。
誰かさんに似て(=もちろん飼い主のこと)、昔から出不精だったのが、最近は「散歩!」と呼びかけてもほとんど反応なし・・・。

ま、可愛いから、全てが許されてしまうんですけど、そこがまたオソロシイ。
そんなわけで、ハナちゃん健在でした。
 



 

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