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石原農園のヤーリー



カフェ・エムズで作るケーキには、様々な果物を使用しています。岡山名産の桃や、ピオーネを使ったタルトは夏のシーズンに、秋にかけては、りんごや梨のタルトが登場します。
できるだけ、地元産の食材を使うことが、エムズのコンセプトです。新鮮かつ高品質の食材を安全かつ低コストで仕入れるためには、地元産を使うのが一番だからです。それに、岡山名産の食材を店で使うことは、岡山の活性化、まちおこしにもつながります。
エムズでは、仕入先を開拓するために、機会があれば、生産者や農園を直接、訪問しています。

今回は岡山の梨に注目です。
「岡山の梨?そんなの、あったっけ?」
…と、首をかしげているまるこさん。そうです、一般にはほとんど知られていませんが、食品業界では高級梨として知られている、鴨梨(ヤーリー)という梨が岡山で生産されているのです。

洋菓子の分野においては、梨は比較的よく使われている食材ですが、その品種は大体、缶詰として出回っているラ・フランスに限られています。
そんな中で、カフェ・エムズが特別にヤーリーに注目するのには、理由があります。

ヤーリーは中国原産の梨で、ラ・フランスに比べれば、甘味はそれほどではありませんが、何と言っても、果汁が豊富で、非常に香り高く、ヤーリーの実を一つ部屋に置いておけば、部屋中に梨の香りが充満するほどです。
洋菓子に使う果物は、加熱処理しても、果汁が飛んでしまうことなく、かつ、新鮮な香りが残るものでなければなりません。そこで、香り高く果汁豊富な鴨梨は、お菓子作りにはまさに絶好の材料と言えます。

ヤーリーを作っている石原農園は、岡山市西大寺にあります。
明治初年度に鴨梨の生産が始まって以来、ずっと改良が重ねられてきました。現在は、ヤーリーは高級梨として出荷が限定されているので、地元でも一般のスーパーなどで見かけることは滅多にありません。
農園では、大きく成長している梨の実を見せていただきました。一つ一つ、大事に育てられているのがよく分かりますね。
 


鴨梨(ヤーリー)


え?まるこさん、質問があるって?
なぜ「鴨梨」という名前になったのかって?
うーん、それはあんまり、聞かない方がいい質問のような気がするんですけど、それでも、聞きたいですか?

ヤーリーという名前は中国名ですが、鴨という字が使われているのは、ご想像の通り、あの鳥の鴨に似ているというのが理由です。
昔、中国の農家では、よく鴨を飼育していました。そして、食用にする時期が来ると、絞め殺した鴨を、軒下にぶら下げていたのです。その時の鴨のシルエットが、梨の形に似ているというのが、ヤーリーの名前の由来だそうです。

え?可哀想?食欲がなくなった?そんなこと言われたって、自分で質問したんじゃないですか!
…まぁ、何はともあれ、秋には、カフェ・エムズにヤーリーのタルトを食べにいらっしゃい。普通の洋梨のタルトより、一段と香り高いタルトを楽しんでいただけますよ。

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