もう10月も終わろうとしているのに、日中はずいぶん気温が高く、まだまだ夏服や半袖がちょうど良いというのはどうしたことでしょう?
毎年、「残暑が厳しい」、「暑い暑い」と言っているうちに、突然冬のように肌寒い秋がやって来るのには覚えがありますが・・・。
台風15号のあと少し気温が下がり、風邪をひいたり体調を崩した人も多かったようです。(そういう私もご他聞に漏れずデした。)その後、またまた夏に戻ったような気候ですよねぇ。
それでも秋は確実に深まっていて、ヤマボウシの葉も散り芍薬の葉は枯れてしまいました。
そして、春咲きの水仙の芽が伸びてきています。
近所の田んぼは稲刈りを始めましたよ。日の暮れも早くなりましたねぇ。
朝夕の涼しさは快適で、そろそろ『秋の夜長』には読書・クラシック音楽・コーヒーが似合います。
「夏はホット珈琲は飲まない。」と、足が遠のいている常連さんにも耳寄りなお知らせでぇ~っす。
いよいよ新しい上級ブレンドをご提供できることになりました。
『モカ・マタリ・ブレンド』の登場です。
開店当初は4つのブレンドがあり、途中でピーベリー・ブレンドを開発しました。
以来、当店の紅いメニュー・ブックに『レギュラーブレンド5種類』と書いてあり、初来店のお客様に「ブレンドは5種類ありまして、軽い方から・・・・・・・・・・。」と、ご説明してきました。
4年を経た現在、『きよねブレンド』が、軽くて透明感があり飲み口がすっきりしているせいか一番人気で定着しています。
常連様で「きよね」と注文される方は多く、また初来店で「普通の珈琲」と注文される方にもお好みをお尋ねすると「苦くないのを」とおっしゃれば『きよねブレンド』をお勧めしています。
一方で、いろんなブレンドやストレート、スペシャル・ストレートを試されて、Ms’ブレンドがお気に入りの方と『モカ・マタリ』を気に入られているお客様も多いのです。
一口に「モカが好き」と言ってもイメージは各人同じではありません。
店が違えば味が違うのは当然ですが、当店で扱った『モカ・イルガチョフ』も『モカ・カッファ』も『モカ・シダモ』も焙煎程度が浅いか深いかで味が全く変わります。
マスターが何を注文しようか迷うお客様に「どの店に行かれても、銘柄で選ぶより焙煎加減の深さの好みで選ぶほうが自分の好みの味を見つけやすいですよ。」とアドヴァイスしている所以です。
さらに、『モカ』には『伝説のモカ』と呼ばれるモカとそうでないモカがあり、当店では『今だけのスペシャル・ストレート』として出した『モカ・マタリ・アラビアンナイト』や『モカ・マタリ・トラディショナル』が伝説のイエメンのモカなんです。
確かに値段の高い豆です。
香り、味わい共に秀でています。
Ms’ブレンドがお気に入りの方もフルシティ・ローストの『モカ・マタリ・トラディショナル』を飲まれると「こっちも美味しいなぁ。」と気に入ってくださいます。Ms’ブレンドはシティ・ローストの『モカ・イルガチョフ』を多く入れたブレンドですから近しいので、Ms’ブレンドがお好きならモカ好きとも言えるでしょう。
ストレートでモカ・マタリを飲んでさすがに美味しいのですが、もっと酸味や苦味、甘味の幅があればダイナミックさが増すのではないか?さらに美味しくなるのではないか?と欲が出てきます。
そこで、マスターはワンランク上のブレンドを開発しようと試行錯誤したのです。
しかし、『モカ・マタリ・トラディショナル』を使ってブレンドを作ろうとしても、ストレートで美味しい豆を入れさえすればブレンドが極上になるわけではなかったのです。他の何と混ぜるか、焙煎加減はどうか、量のバランスは、等等と組み合わせは素人が単純に想像しても星の数か浜辺の砂の数ほどあるはずです。全部試す意味はありませんよね。
きっと、焙煎では駆け出しながら珈琲探求の経験(学生時代から開店前までの勉強や研究もいれて)と勘とこだわりで開発できたのでしょう。
一応完成かなと思える時点で数人の常連さんに試飲していただきました。
結果はとても好評だったので、ついに自信を持ってコーヒー好きの皆さんに提供できる運びとなりました。
秋晴れの?それとも秋雨の?「ちょっとお茶でも」という気分の日にエムズにお立ち寄りください。
そして是非一度スペシャルブレンドをお試しくださいませ。
P.S.
マスターはまだ次を考えておりますよ~。
それは・・・
カウンターにおかけになって直接訊いてくださいな。
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