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~カフェ・エムズの最新のニュースをお届けします。~

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第25回目となる新年最初のコーヒー教室は1月21日に開かれました。
今回は特別編でしたので、講座内容はいつもとは異なりました。
一般の方には参考になりませんので、あまり詳しい内容は省き、おおまかなプログラムを写真でご紹介しましょう。

というのも、参加された4名の皆さんは、現在とあるカフェで珈琲を点てておられる方々なのです。
そのうちのお二人は、すでにエムズのコーヒー教室を受講された上でその後日に当店にて特別練習されて開業された方です。あとお二人はそのカフェでドリップを実践されていますが、コーヒー教室に初参加し基本をきっちり身に着けようと受講される方です。
このカフェについては、また後日にあらためてご紹介させていただこうと思っています。

焙煎の話


初めは通常の講座と同じ内容から
始まりました。
一通りのコーヒー豆や焙煎についての話です。

テーブルにノートを広げて、メモをとっておられます。




特別製ブレンド使う珈琲豆は、今日はMs'ブレンドではなく、そのカフェさん専用のブレンドを教室開始前にご用意しました。
やはり、焙煎が新しく、かつ挽きたての粉は30分後にはもうこんなにガスが出て、袋がパンパンに膨れ上がっています。





2杯点て実技早速実技開始。
厨房内に入って、いつものマスターの定位置で実技していただきます。


時間節約の為、お湯の準備は講師が行います。
基本実技を確認


2杯点ての手順の
基本を再確認して
いただきます。






二人同時にドリップお客様に手元を見つめられて?
二人同時にドリップ開始。
先輩お二人が、さながらお客様のように、
手元を見つめておられ、ドキドキかな~?



講師が厳しくチェック?
ご家庭でのドリップではなく
営業用のドリップの技術の確認
ですから、講師もより真剣に
厳しい眼差しで。




みんなで出来上がりを飲み比べて・・・・・・・
二人の出来上がりのブレンドは
同じ味になった?ならない?

反省点を考えます。
同じお店で、一種類だけのホット珈琲が、淹れる人が違うたびに味が違っていては大変ですものね。皆さん真剣そのものです。
講師の手本実技


講師の手本実技。
皆さん緊張して見つめ、
空気がピーンと張り詰めてました。

大ポットで手本

更に大ポットで

8杯分を点てる手本実技。


粉のふくらみは新しい焙煎豆の挽きたてでこそ





蒸らしが大切






当店エムズはご存知のようにカップ2杯分を1ポットに点ててお客様に提供していますが、普通のカフェでは「ホット」というとカップに注がれた1杯の珈琲が出てきますよね。
ですから、今度はお客様お一人用に1杯点てをちゃんと出来なければなりません。
実は、この1杯点ては2杯点てよりもずっとずっと難しいのです。
この練習にはエムズの『ほろ苦ブレンド』を使用します。
(なぜなら簡単に言うと、このブレンドは淹れ方の上手下手がはっきり味に現れるからなんです。)
講師が2杯点てで淹れたほろ苦ブレンドの味を基準にして、1杯点てをお二人に実技練習していただき、皆で味わい比べました。

☆さらに上級の技

今度は二人分の珈琲を一度に作ります。
二つのポットを並べて同時に点てる手本実技です。

当店では普段は一度に3人分のコーヒー(それも違う銘柄の豆)を3ポット並べて其々2杯点てで淹れています。が、今回はこれを変化させ、3杯点てを2ポット淹れ分けるための講習です。
これには最初の専用ブレンドを使い、皆さんの飲み慣れた味の感覚と比べてもらいましょう。

カフェ・エムズでは、お客様によって、その方の味の好みが予め解かっている場合、基本の淹れ方でなくその方の好みの味になるようなドリップをしているのです。主なポイントはお湯を注ぐ回数を変えるのです。
2ポットを同時に淹れる二つが同じ味になるように
右と左の同じ'ブレンドをわずかの時間差でお湯を注いで点てていきます。
片方を6回でもう片方は3回で点ててみます。

一人分1ポット点てを完璧にマスターできていなければ、この高度な技には挑戦できません。

3杯分って何グラムの粉?
基本的に1杯分は10グラムですが、一度に沢山淹れるほど倍・倍ではないことは既に今までの教室でお解かりですよね。味の好みが十人十色なんですから、本当の正解なんてもともと無いのですが、お店の基準値を割り出せるようにと講師は今日のために面白いグラフを作成して差し上げましたよ。

☆次はアイスコーヒーについて

既に教室開始前に点てて、冷蔵庫で冷やしておいたドリップコーヒーを飲んでみて頂きました。
「酸味が強く、苦味とコクは無いでしょ?」と講師。アイスコーヒーとしてはまず~いです。
つまり何でも冷やせばアイスコーヒーということにはならないんです。
「アイスコーヒー用にブレンドした豆をドリップしたてのホットではとても飲めないんですよ。」
それを冷やして美味しい味になるように特別なブレンドが必要です。

ですから、普通の『ホット珈琲』も淹れたての熱い時の味と冷めた時では味は変わっているのです。
エムズでお召し上がりのホット珈琲も2杯めが冷めないようにとキャンドル・ウォーマーでお出ししますが、その上に長く置いておくうちに味は変化しますし、ましてやキャンドルを早めに消して冷め、カップも冷えてしまってから残りを注いで飲まれたりすると、最初の味とは全然違うコーヒーになっているのです。

あっという間に8時半になってしまい、もっと習いたいことは皆さんいろいろあったようですが、実技はここまでにしてケーキタイム。質疑応答が活発でお帰りの時間も遅くなりました。

「さあもっと練習して、もっともっと美味しいコーヒーを出せるようにグァンバルゾ!!」とばかり、疲れた様子もなく元気に帰っていかれました。意欲的な若い女性達に講師も元気をもらったようですよ。






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COMMENT
学びはいつまでも

至福のひと時を過ごさせていただきありがとうございます。
サラリーマン生活が終わりに近くなって、あるお店でドリップでの味を教えてもらい、不満があるものの自己満足していました。
そんな時に珈琲教室の広告を見ましたが参加はできませんでした。
今度は平日開催を見て勤務を合わせて、復習のつもりで参加しましたが、結果は散々でした。熱の冷めぬ内に翌月も参加させていただき、現在に至っています。ありがとうございました。
なお、他人の前でたてることは非常に大切なことと感じています。

きたぞう さん 2011/02/18(Friday)13:05:35 修正
Re:学びはいつまでも

日頃からいろんなコーヒーにチャレンジして下さり、ご覧になっている目の前でそれを淹れる私としては大変遣り甲斐があります。いつでも1杯ずつを丁寧にと心掛けてはいますが、毎回同じブレンドばかりを淹れていると、少しずつ気持ちがマンネリになります。
そんな時にじっくり選ばれたご希望の豆を目の前で挽いて、どんな風に淹れて差し上げようかと考えながら作業するのは、この仕事ならではの緊張感と楽しみがあります。
最初の1杯を味わっていらっしゃる時は、こちらからも「お味は如何でしょうか」と尋ねずにいられない気持ちになります。そのお返事がまた次の機会の工夫へと繋がる大切なヒントにもなります。

オーナーより☆ 【2011/02/2318:36】
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