第17回目のコーヒー教室は、4月16日第3金曜日に3名参加で開かれました。
ゆとりのある参加人数なので、講師も導入の時間を長く取り、コーヒーの生豆や焙煎過程の簡単な説明から始め、「自分の好みの味とは一体どんなものなのか?」をじっくり考えていただきました。
普段お店での注文の際に、「お勧めは?」とお尋ねになるお客様がとても多いのです。逆に「お好みは?」とお訊きすると、よくわからないようで、「普通の」とか「アメリカン」とか答えられたりします。
お好みが判らないと私どももお勧めのコーヒーが決まりません。そこで、「酸味がお好きとか苦味がお好きとかありますか?」それとも「軽いのがお好きですか重いのがお好きですか?」などと伺います。
一般の会話では珈琲の好みの話題では「ブラジル」とか「マンデリン」とか豆の銘柄を答えたりもしますよね。
このコーヒー教室では、珈琲の知識やドリップ技術を習うだけでなく、何よりも先ずご自分の好みの味はどんなんだろうか?と探っていただく事に重点を置きます。
ですから毎回実習にはMs'ブレンド1種類のみを使います。同じコーヒーの粉でドリップの仕方を変えると出来上がりの味が大きく違って、飲んではっきり判るにはMs'ブレンドが最適なのです。
講座内容は、今までの教室の過去ログをお読みくださればわかりますから省略します。
三つ穴ドリッパーと一つ穴(円錐形)ドリッパーで同じ粉量・同じ湯温湯の量
一人ずつ2杯点ての実習です。
一つ穴は三つ穴の三つを足したよりも穴の面積が大きいです。だからお湯の落ちる速さと量のレンジが広いのです。三つ穴ドリッパーではどんなに急いでもお湯の落ちる速度は速く出来ません。ゆっくり落ちるので濃くなります。一つ穴は自分の意志で注ぎ方を変えられるので、速くも遅くも落とせます。当然できあがりの味を予想して好みの味に近付けられるという事を合点していただきました。
★蒸らしの後、講師が注ぐ手を止めないで1回で落としてみます。
ドリッパーのろ紙の中にはお湯が一杯溜まっているように見えますが、どんどん湯が下のポットに落ちていってるので、お湯は常に入れ替わっているのですよ。
これは、お湯と粉の接触時間を最も短くしているわけで、雑味がでないばかりでなくライトに仕上がります。
お好きなケーキを選んで召し上がっていただくCake Time になると、珈琲の質疑応答の時間のはずが、ケーキ作りの話題で盛り上がって、時がたつのも忘れるほどでしたよ。
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